畑でランチ。
畑で昼飯を家族と食べた。
まあ、それだけです。
特別高級なものを食べたわけでも、とびきり景色のよい場所な訳でもなく
田んぼの横にある次男の畑で、手作りのテーブルベンチで
まだ若いウグイスの鳴き声を聞きながら、手作りのご飯を食べた。
おにぎりのお米はその田んぼで自分たちで作ったお米で
おかずは自分の庭のタラノメやヨモギの天ぷら。
他にも実家からもらった食材を調理したもの。
お金をいくら出しても絶対に手に入らない時間と環境と品々。
昔の日本人はこんな生活をしていたんですよ。
明治維新以降、大東亜戦争以降、とても文化レベルの高かった日本は
外国の生産性の高い産業と引き換えにレベルの低い文化を受け入れた。
雨水も常に岩の上に落ちれば、長い年月のうちに大きな穴が開く。
いつしか日本人の心にも、生活にも、大きな穴が開き
先祖代々培ってきた文化や人間性は、その穴からこぼれ落ち
どこかに行ってしまった。